夏バテと突然死…すごい極端な題名ですが、実はこの2つには共通点があります。
私たちを襲う突然死は以前と比べて確実に増えています。健康調査報告によると以前は年に5万人であったのが、最近では年に7万人になったとのことです。
突然死の原因となる病気は不整脈から生じる狭心症や心筋梗塞があります。しかし、その不整脈自体にも原因があります。
そこに関係するのがカリウムというミネラルです。カリウムは大きな病気だけでなく、普段私たちが感じる体の不調にも深く関わっています。
そこで今回は「カリウムの働きと食品」についてお話しします。
スポンサーリンク
Contents
カリウムの働き
体内の水分バランスを調整する
カリウムはナトリウムと作用しあって体内の水分バランスを調整します。ミネラルで特徴的なのは他のミネラルと協調し合って身体の健康を支えているということです。
カルシウムとマグネシウムの関係もそうでしたよね?詳しくはこちらをお読みください。
『最近多い子どもの骨折を予防するにはやっぱりカルシウムが必要』
『ポッコリお腹をスッキリ解消!マグネシウムの5つの働きと摂り方』
血圧上昇を抑える
カリウムはナトリウムの尿への排泄を促して血圧を下げる働きがあります。これは脳卒中や心筋梗塞の予防につながります。逆に塩分(ナトリウム)の摂取が多いとカリウムの排泄が促されてしまいます。これはカルシウムとマグネシウムの椅子取りゲームと似ていますね。
筋肉の働きをサポートする
カリウムは筋肉でのエネルギー代謝に関わります。そのため、カリウムが不足すると脱力感が生じてしまいます。これが夏バテの正体です。
その他
・代謝の促進
・脳に酸素を送る
・体内の老廃物の除去
・アレルギー治療
カリウム不足による影響
カリウムにおいては体内に不足しても過剰になっても身体に影響を与えますが、日常生活を送るなかではまずカリウム過剰にはならないためこちらではカリウム不足による影響をお伝えします。
・めまい
・倦怠感
・疲労感
・吐き気
・しびれ
・神経過敏
・筋力低下(脱力)
・便秘
・不整脈
・知覚異常
・高血圧
しびれや神経過敏、知覚異常においては整形疾患の症状でもあります。仮にこれがカリウム不足であった場合、整形外科で診察してもらっても先生から「異常ありませんよ」と言われて終わりです。そのため、あなた自身がこのような知識を身につけておくことで、病院にかかる費用や時間を節約出来るわけです。
スポンサーリンク
カリウムを含む食品
カリウムはさまざまな食品に含まれます。ナトリウムの過剰蓄積を防ぐためにも積極的に摂取しておきましょう。
・緑黄色野菜
・魚
・穀類
・肉
・果物
・大豆
・いも類
・ナッツ
・海藻類
・青のり
・緑茶
(食品100gあたり)
キウイ:290mg
昆布:6,100mg
大豆:570mg
のり:2,400mg
カリウムの上手な摂り方
汁物にして摂る
カリウムは調理によって約30%損失します。しかし、汁物であれば、煮汁にカリウムが溶け込んでいるため具だけでなく煮汁ごと飲むことで効率よくカリウムを摂ることができます。塩分が多い食事をする時は野菜スープでカリウムを補うとナトリウムの過剰摂取を抑えれることができます。
旬の野菜を食べる
夏であれば汗を大量にかくためカリウム不足になります。そんな夏にできる野菜はカリウムを多く含んでいます。地球は季節に応じて私たちの身体で不足するもの作ってくれます。
例えば、冬はさまざまなストレスによりビタミンCが不足します。そんな時期はみかんやいちごなどを多く実りますよね?こう考えると私は地球に生かされていると実感します。これは決して大袈裟ではありません。
ではあなたはそんな地球に優しくしていますか?例えば小さいゴミなら良いかとポイ捨てなどはしていませんか?短い距離でもめんどくさがって車に乗っていませんか?
私は地球を大切にしないといつか地球から見放されると思っています。事実、今地球は私たちが生存できない海の世界を広げつつあります。地球の全てが海になったら私たちは絶滅してしまいます。
これは科学、産業が発展し、そこから生まれた副産物(電磁波、大気汚染によるオゾン層破壊など)による結果です。だからこそ、私たちは地球を大切にする必要があるのです。
話が飛躍しすぎましたが、大切なことは人の手が加わりすぎた食品をばかり摂らず、自然にできた食品を摂ることです。
もちろん、現代社会は昔と比べて様相を変えています。一人一人が慌しく働く時代であり、料理に時間をかけれないのも事実です。全く昔のような生活はできないと思いましが、少しでも自然に帰るような生活を心がけたいですね。
まとめ
以上、カリウムの重要性についてお話しさせていただきました。最後は少し話が飛躍しましたが、私は決して何かの宗教に属しているわけではないので誤解のないようにお願い致します(汗)
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
最近のコメント