前回は背骨の働きと動かし方についてお話ししました。
まだ、読まれていない方はこちらをお読みください➝『痛みを取りたいなら背骨を動かそう!背骨の働きと動かし方【保存版】』
肩や膝などの痛みはあくまで結果であって、原因は背骨の硬さにあるというお話しです。
では、背骨はなぜ硬くなるのでしょうか?
視点を変えてみれば、背骨が硬くなるのも結果であって、そこにはもちろん原因があります。
そこで今回は「背骨が硬くなる原因」についてお話しします。
Contents
2つのポイント
まず、最初に押さえておくべきポイントが2つあります。
・背骨にも関節がある
一般の方は背骨がどのような形になっているかあまり知らないと思います。手や肘などは関節がどこのあるか想像がつきやすいですが、背骨には関節があるのか?あるならどこにあるのか?
知っている方はあまりいないでしょう。下の写真をご覧ください。
人体模型を後ろから撮った写真です。そして、拡大している部分が背骨で、赤く書いた部分が背骨の関節になります。(真ん中あたりは角度的に見えないだけでしっかりと関節があります。)
背骨は頸椎(けいつい)7個、胸椎(きょうつい)12個、腰椎(ようつい)5個で作られており、背骨の間には合計23個の関節があります。
これらの関節が少しずつ動くことによって背骨の大きな運動を可能とします。
・関節のかみ合わせが悪いと硬くなる
手や肘の関節を見ていただけたら分かると思いますが、人は関節を軸にして動くようになっています。そのため、関節ではかみ合わせがとても重要となります。
これは、肘の関節を簡略化したものです。
オレンジの関節がかみ合わせが良い関節で青の関節がかみ合わせが悪い関節です。
そして、黒い点は関節が動くときの「軸」となります。
かみ合わせが良いと関節軸の位置も良い場所にあるので骨は動きやすく(いわゆる関節が柔らかい)かみ合わせが悪いと関節軸の位置も悪い場所にいくので骨は動きにくくなったり、場合によっては図のように骨同士が衝突することもあります(いわゆる関節が硬い)。
つまり、背骨が硬くなっているということは、背骨の関節のかみ合わせが悪いということになります。
それでは、背骨が硬くなる(背骨の関節のかみ合わせが悪くなる)原因をみていきましょう。
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背骨が硬くなる原因
1.同じ姿勢が続く
これは想像に難しくないと思います。
人間の体も私たちが普段、目にする自転車やキャスター付き椅子などと同じ物体です。
自転車のチェーン部分や椅子のキャスターなど、動かしておかなければ回転が悪くなり硬くなりますよね?
人間の体も同じです。
同じ姿勢が長く続けば硬くなります。
2.脳や目の使い過ぎ
現代社会を生きる人々に多いのは脳や目の使い過ぎです。
夜更かしもこれにあたりますね。
脳や目を酷使することによって、自律神経の中にある交感神経を緊張させます。
この交感神経は最終的に背骨付近の筋肉を緊張させるため、筋肉の収縮により背骨の関節のかみ合わせが悪くなります。
場所としては、首の下で両方の肩甲骨で挟まれた場所が硬くなります。
筋肉が緊張しているので、上記の部位を軽く叩いてみると硬さが分かります。
3.暴飲暴食
通常、食事をすると胃や腸などの内臓が刺激されるため、自律神経の中にある副交感神経が緊張します。
副交感神経は先ほど述べた交感神経と違い、筋肉をリラックスさせます。
しかし、これは規則正しい食事をした時の話です。
そのため、夜遅くに消化の悪いものを食べたり、あまり噛まずに飲み込んだりしていると内臓に負担が掛かり、結果的に交感神経が緊張してしまいます。
ここでの特徴は背中を叩いた時にお腹の方に「ズキッ」と響くことがあります。
これは胃や腸などの内臓が疲れていることを意味します。
4.体力(筋量)不足
人は地球上で体を支える時に筋肉を使います。(当然の話ですが)
これを筋性支持といいます。
この状態であれば、背骨は自由に動くことができます。
しかし、体力(筋量)が低下すると、自分の体を筋肉で支えきることが難しくなります。
それでも私たちはこの地球上でなんとか生活をしなければいけません。
そこで体重支持に使うのが背骨になります。
これを骨性支持といいます。
体を支えることを骨に任せるため、自ずと背骨の関節のかみ合わせが悪くなってしまいます。
上記のように腰のあたりが硬くなる人は体力不足の可能性が高いです。
以上のように、背骨が硬くなる(背骨の関節のかみ合わせが悪くなる)原因は普段の生活に潜んでるいたのです。
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まとめ
今回は背骨が硬くなる原因についてお話ししました。
背骨が硬くなる原因は自律神経の乱れにあり、その自律神経は睡眠・食事・運動という日常生活に影響を受けます。
昔の人が言っていた言葉(寝る子は育つ➝夜なったらいつまでもテレビやスマホを見ていないで早く寝ましょう。腹八分目➝適量を食べて内臓に負担を掛けないようにしましょう。)が今の科学によって証明されてきたといっても良いと思います。
背骨が硬い方はぜひ、今回と前回の内容をもとに規則正しい生活を心がけてみて下さい。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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