普段、私たちは健康についてさまざまな情報を手に入れます。「○○が健康に良いのでよく食べましょう。」「○○が風邪対策には欠かせませんので生活に取り入れましょう」などです。
これらはいわゆる体の外側を意識した行動です。もちろんこういった行動は健康を維持するためにはとても大切なことです。
しかし、私たちは体の外側に意識を向けれても「体の内側」にはあまり意識が向いていないことが多いように感じます。
そこで今回は「体の外側と内側を意識する重要性について」お話しします。
少し分かりにくいと思いますので風邪予防を例にして説明しますね
風邪予防における外側とは
風邪予防における外側とはなにを意味しているのでしょうか?それは「細菌やウイルス」などの病原菌になります。
そのため私たちは外側(細菌やウイルス)を意識し、マスクを付けたり手洗いうがいを徹底します。これにより外側から来る脅威を排除します。
しかし、細菌やウイルスは私たちの目には全く見えません。ということは外側だけを意識しても完全に排除することはできないのです。
風邪予防における内側とは
そこで大切なのは「内側を意識」することです。体の内側とはつまり「免疫」になります。免疫は体の中に入ってきた細菌やウイルスなどの異物を撃退する能力を言います。
そして、免疫力は自律神経が整うことによって高められます。
詳しくはこちら→『【基礎と実践】気持ちを高めて病を治す、心と免疫力との関係性』
どれだけ外側を意識して排除しようとしても少なからず体には病原菌が入ってきてしまいます。しかし、免疫力が高ければ入ってきた病原菌を排除することができます。
逆に外側ばかり意識しすぎて内側をおろそかにしてしまえば(生活の不摂生)どれだけ少量の病原菌がきてもいとも簡単に風邪を引いてしまうでしょう。
体の外側と内側の両方が大切
このように、風邪を予防するには体の外ばかりに目を向けるのではなく、免疫という体の内側の環境にも目を向けておく必要があります。
そして、内側の環境(免疫力)を良くしておくには自律神経の安定が必須であり、自律神経の安定には規則正しい生活が必要となるわけです。
この外側と内側の両方を意識する大切さは普段の生活に数多く存在しています。
次回は「糖質制限における外側と内側」についてお話しします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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