超簡単に説明!筋肉(筋力)をつければ痛み止めが要らなくなる理由

リンゴ

前回は糖質制限を例に挙げて体の外側と内側を意識する重要性についてお話ししました。

詳しくはこちら→『厳格な糖質制限は逆効果?読めば分かる、体の内側を意識する必要性』

他にも探してみたら色々とありました。

そこで今回は「痛み対策」の外側と内側についてお話しします。

痛み対策における外側とは

皆さんは体に起こる節々の痛みに対してどういった対策をしているでしょうか?

おそらく、痛み止め薬や湿布、サポーターやコルセットなどではないでしょうか?

痛み止めや湿布はもう痛みが出現しているので「痛み対策」という予防の観点からは外れると思います。つまり痛み止めや湿布は痛みが出てから対応する「痛み対処」になりますね。

なのでここで言う「痛み対策」はサポーターやコルセットになると思います。

ではサポーターやコルセットはなにから体を守ろうとしているのでしょうか?

それが体の外側にあたります。

体の外側から痛みを作るもの、それは「重力」です。

話が難しくなるので詳しい単位は割愛しますが、私たちの体には1Gという重力が掛かっています。

これは地球の中心に向かって体を押さえつける力になります。つまり、私たちは普段からこの重力に押しつぶされないように筋肉などを使って体を支えているのです。

しかし、筋力などが弱ってきたり、体脂肪が増えてくると体は重力に押しつぶされそうになります。

腰痛

そうなると腰や膝などの関節は必要以上に曲がってきます。これにより関節に負担が掛かり痛みに変わるのです。

そのため、私たちは外側(重力)を意識して、腰や膝が曲がらないようにサポーターやコルセットをつけて痛み対策を講じるわけです。

※セラピストの方ならご存知かと思いますが、「足底板(インソール)」も体の外側を意識した対策になります。

痛み対策における内側とは

しかし、サポーターやコルセットって一日中着けているのは難しいですよね?

少なくてもお風呂や着替えの時には必ず外します。

足底板においては基本的に靴の中に付けますので屋内で痛み対策はしにくいのが現状です。

つまり、体の外側からくるもの(重力)を完全に排除することはできないのです。

病原菌や糖質と同じですね。病原菌が0の世界に居たいなら無菌室に入る以外ありません。同じく重力0の世界に居たいなら宇宙に行くしかありません。

そのため、私たちは完全に排除することができない重力に対してサポーターやコルセットを使わずに対処できなければいけません。

そこで大切なのが体の内側に意識を向けることです。

では、体の内側とはなにを意味するのでしょうか?

それは「筋肉(筋力)」です

筋肉がしっかり働くことによって重力に打ち勝ち、体が押しつぶされず(関節が折れ曲がらず)にいられるのです。

そのためには普段より筋肉を使っておくことと体の中にある筋肉以外(体脂肪)のものを増やさないようにすることが大切です。

※同じ40kgの体重でも中身が「筋肉30kg、体脂肪10kg」と「筋肉20kg、体脂肪20kg」では体を支えれる能力が違うのは想像できると思います。

体の外側と内側の両方が大切

以上のように、痛み対策においても体の外側(重力)だけでなく体の内側(筋肉・筋力)も意識することが大切です。

日常生活を送る中で、どうしても体に無理をさせることもあると思います。そういう時は痛み対策として体の外側を意識し、サポーターやコルセットを着けることも大切です。

しかし、普段から常にサポーターやコルセットを着けていると体がその環境に甘んじてしまい筋肉が減ってしまい、筋力も当然落ちてしまいます。

これでは、ふとした時(お風呂や着替え、屋内生活)に体を支えることができず関節は折れ曲がり痛みが出てしまいます。

これらのことを踏まえて、サポーターやコルセットとうまく付き合いながら、普段より体を動かす習慣をつけましょう。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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