梅雨が明けて暑い時期になりました。子どもたちにとっても外で楽しく遊べる絶好の季節です。
しかし、この時期多いのが「熱中症」です。これは、子どもだけでなく、大人も大いに関係します。
熱中症はめまいや脱力感などの軽いものもあれば、けいれんや意識消失など、重症となるケースもあります。
そのため、大切な命を守るためにも、「熱中症になるとどうなるのか」「熱中症にならないようにするにはどうすれば良いのか」「熱中症になってしまったらどう行動して良いのか」ということを知っておくことが大切です。
そこで今回は「熱中症の症状と熱中症対策」についてお話しします。
※正直、私自身が熱中症に対して知識不足であったため、自分の勉強も兼ねて記事にすることにしました。ネットで検索するとこの手の記事はたくさんありました。(;´∀`)
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿の環境で運動や仕事をした時に、その環境に体がうまく適応できないことで起こす症状を総称したものです。
脱水症や熱射病なども聞いたことがあると思いますが、これらも熱中症の中に入ることがあります。
熱中症の症状
熱中症の症状を知ることがまず、お子さんや家族、友人の異変に気づく第一歩になります。
そして、熱中症にはどれくらい症状が重たいかという分類がありますので、合わせてご紹介します。
Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
・めまい
・たちくらみ
・筋肉のこむら返り(足がつる)
・拭いても拭いても汗が出てくる
熱中症の約60%はこのⅠ度になります。これらの症状は脱水症の症状とよく似ていますね。
対処法としては・・・
・涼しく場所に移動する
・安静にする
・水分、塩分、糖分を補給する
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
・頭痛
・吐き気
・嘔吐
・倦怠感(体がだるい)
Ⅱ度の状態は体の持つ体温調節機能が破綻していることを意味します。そのため、Ⅱ度になるとⅢ度への移行が早く起こるとも言われているため、早めの対処が必要になります。
対処法としては・・・
・Ⅰ度の対応を続ける
・体を冷やす
・足を高くして休ませる
・水分、塩分、糖分を補給する
・誰かが必ず、そばで見守る
・症状が改善しなければ迷わず病院へ行く
Ⅲ度:入院して集中治療を受ける必要性がある重症
・意識がない
・体がひきつける(けいれんを起こしている)
・呼びかけに対する反応がおかしい
・体温が高い
私は、このⅢ度の症状を書いているだけでも鼓動が早くなるのを感じました。お子さんやその他の家族、友人などをふと見た時に、あなたの鼓動が早くなるようでしたら迷わず救急車を読んで下さい。
対策法はⅠ度、Ⅱ度の対応を続けながら、すぐに救急車を呼ぶことです。言うまでもありませんが、救急車を要請してもすぐに到着するわけではないので、体を冷やすことや、涼しい場所に移動することは必須になります。
冷やす場合のコツとして、首、足首、股関節の付け根にはリンパが多く存在しますので、そこを冷やすと効率的に体温を下げることができます。
熱中症対策
あなたにとって大切な命を守るために熱中症の症状と対処法を知ることはとても大切です。
しかし、それよりもっと大切なのは、「熱中症にならないようにすること」です。
ここでは、熱中症対策をご紹介します。
・こまめな水分補給
汗は血管からの水分が皮膚表面に出てきている状態です。
そして、その際の水分はただの水分ではなくナトリウムなどのミネラルも含まれています。
そのため、水分補給では塩分や糖分をわずかに含んだ物をおすすめします。
大事なのは「わずかに」含んだ物です。つまり、市販のスポーツドリンクでは特に糖分過多になります。
もし、スポーツドリンクしか手に入らなかったら、一緒にお水を買ってスポーツドリンクを薄めてから飲むようにしてください。
おすすめは麦茶ですね。麦茶にはビタミンやミネラルが多く含まれています。
・クーラー、扇風機を使う
室内では当たり前ですが、クーラーや扇風機で暑さ対策をしてください。
熱中症は必ず屋外で起こるとは限りません。
ただ、屋内をガンガンに冷やしすぎるのも禁物です。
極端に冷えた環境から、屋外のような暑い環境に体が移動すると、その環境の変化に適応できずに体調を崩すことがあるからです。
いわゆるクーラー病ですね。
・体に水をかける
屋外で遊んだり運動するときは、スプレーなどに水を入れて皮膚にかけるようにしましょう。皮膚についた水分は蒸発する際に体の熱を奪っていってくれます。
・帽子をかぶる
日本人は特に髪が黒いため、太陽の光を吸収しやすく、熱がこもりがちです。そのため、屋外で運動などをするときは帽子をかぶるようにしましょう。
うちの子どももそうですが、お子さんは帽子を嫌がることがあります。頑張って説得して帽子をかぶらせましょう(^^)/
・休憩をする
大人は体力的に休憩をしたくなると思うのでいいのですが、子どもは楽しくなると休むことも忘れていつまでも遊び続けます。
そのため、大人が気づいてこまめな休憩をとらせるようにしてください。
体を動かさないようにするだけでも体温は下がっていきます。
熱中症対処・判断チャート
子どもや友人などが実際に熱中症になってしまうと冷静な判断ができなくなるものです。そのため、心が落ち着いている今のうちに、熱中症になってしまった時の行動方法を知っておきましょう。
「環境省熱中症環境保険マニュアル2009」熱中症を疑ったときは何をすべきか
まとめ
今回は、この時期多い熱中症の症状と対処法、熱中症の対策方法についてお話ししました。私もすごく勉強になりました。
私も含め、大切な命を守るためにこれらの知識を普段から頭に入れておきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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