湿布かぶれにサヨナラ、知って得する炎症の基礎知識

皆さんは、日常生活を送る中で、ふとした瞬間に腰を痛めたり、膝を痛めたりしたことがあると思います。その時に痛めたところを見てみると赤く腫れてたり、熱があったりします。

そうなった場合、決まって私たちは湿布を貼ったりします。

では、その患部にはなにが起こっていて、対処として行った湿布はその患部にどのような効果をもたらすのでしょうか?このような知識を持っておくことは、ケガを正確に治すためにとても重要です。

そこで今回は、炎症についてお話しします。

炎症とはなにか?

まず、痛めた患部はどうなっているでしょうか?おそらく以下のような特徴を持っていると思います。

1.赤くなっている

2.熱を持っている

3.腫れている

4.痛い

5.力が入らない

これは、ケガなどをしたときに体の中で生じる反応であり、これを「炎症反応」と言います。上記の通り、痛いし、腫れるし、力入らないし良いことがありません。
そのため、私たちは「嫌だなぁ、テンション下がるなぁ」と感じるはずです。

では炎症反応はなぜ生じるのでしょうか?

炎症反応はなぜ生じるのか?

炎症反応の目的は傷ついた組織を取り除き、修復することです。
その際に、血管を広げて血液の流れを良くするため、結果的に赤くなったり腫れたりします。つまり、炎症反応は体を治すために生じている反応であると言えます。

この炎症反応も過去にもお話ししてきたように体からの「メッセージ」と捉えることができると思います。体からのメッセージはこうです。

「今、傷ついた体を治すから患部は労わってあげてね。」

体からはこのようなメッセージが発せられていると考えられます。しかし、体はしゃべることができませんから、「痛み」として、または「力が入らなくして」私たちに伝えようとしているのです。

実は、「嫌だなぁ、テンション下がるなぁ」と感じさせているのも体の仕業なんです。
このような気持ちにさせることで日常生活活動量を抑え患部に刺激が入らないようにしているのです。

炎症反応を終わらせないときれいに治らない

しかし、私たちはその患部に湿布を貼ります。湿布には「抗炎症作用」があります。
そのため、炎症反応で生じていた痛みや腫れ、力の入りにくさは解消され、比較的早期に元の活動量に戻ることができます。

でも、思い出してください。炎症反応は体を治すために生じていた反応ですよね?
本当にその反応を湿布で抑えて良いのでしょうか?

ケガをした患部をジグソーパズルに例えます。
ケガをした状態がジグソーパズルがバラバラな状態です。そして、炎症反応がパズルのピースが少しずつハマっていくことだとしましょう。

安静にしていればゆっくりパズルのピースがハマりこみ体で言う完治に向かうでしょう。これはきれいに治った状態です。

しかし、そこに湿布を貼り、痛みを抑えることでいつも通りの生活をします。そうすると患部に再び刺激が入ります。例えて言うと、少しずつピースがハマってきたパズルをひっくり返された(刺激が入った)状態です。

すると体は再び治ろうとする反応、いわゆる炎症反応を起こしなおします。またパズルのピースをハメる作業が始まるわけです。

でもこのようなことを繰り返しているとどうなるでしょうか?何回もひっくり返られたパズルのピースは何回も地面に叩きつけられ、だんだんピースの形が歪んでいきます。その状態で最終的にすべてハメられたジグソーパズルは一体どうなっているでしょうか?

所々隙間が空いており、買った当初のパズルとは程遠い状態になっていると思います。そして、体においても同じような状態で患部が治っていると考えられます。

筋肉などのスジであれば所々がほつれていて、いつ切れてもおかしくない状態となり、次にケガをするときには捻挫程度では済まされず筋肉が断裂したりするかもしれません。

以上のことから、ケガをして炎症反応が生じているときはやみくもに炎症を抑えずにしっかりと安静をとることが大事であると言えます。

炎症とどう付き合うか?

そうは言うものの、あなたには生活が待っているので、一日中じっとしているわけにもいきません。料理も洗濯も買い物もしなければいけません。でも体は休ませてあげたいというジレンマに襲われます。

だからこそ、このような知識を家族みんなが持つことが大事なのです。このような知識を家族が持っていれば、「今日は洗濯物は俺が干すよ」と夫が言ってくれたり、「今日の風呂掃除は僕がするよ」と息子が言ってくれたりするかもしれません。

是非、この記事を家族とシェアしてくださいね。

話を戻しますが「それでは湿布はしてはいけないか?」と言われるとそうではありません。私が過去にも言ってきたように、湿布を貼るとこで生体リズムに沿った生活ができるようになるならば貼ってください。

湿布も立派な治療(治癒への支援)です。使い方さえ間違えなければとても効果的です。

治療について詳しく書いております。

👉『知っておけば安心!悩ましい体の不調が取れる治り方のしくみ』

今回は、炎症についてお話しさせていただきました。体は自分の体にわざわざ悪いこと(痛くしたり、力が入りにくくさせたり)しません。今、起こっている症状は私たちのことを想って生じさせてる症状なのです。

しっかりと体からのメッセージに耳を傾けて健康的な生活を心がけましょう。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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