ダイエットにおいては、カロリー制限や運動が大切と言われています。
確かに、体重の増減はカロリー収支がプラスに傾くか、マイナスに傾くかで決まります。
そして、カロリー収支がマイナスに傾くにはカロリー制限(摂取カロリーを減らす)や運動(消費カロリーを増やす)が効果的であるのは間違いありません。
しかし、自分の体がストレス状態であるとカロリー制限や運動の効果が下がってしまうのです。
そこで今回は「ストレスがあると痩せにくい理由」についてお話しします。
Contents
ストレスとは
ストレスとは、ストレッサーに対する反応のことです。
ストレッサーには・・・
物理的ストレッサー:暑さ、寒さ、騒音など
化学的ストレッサー:薬物、酸素不足、一酸化炭素過剰など
心理・社会的ストレッサー:人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など
があります。
この時点でお気づきの方もいるかと思いますが、ストレッサーは普段、私たちが使っているストレスのことです。
そして、そのストレッサーに対する心や体の反応を本来はストレスと言います。
体の反応(ストレス)には・・・
暑くて汗をかく、寒くて震える
酸素不足で呼吸が速くなる
上司に怒られて肩がすくみあがる、夫と喧嘩して心拍数が上がる
などがあります。
まあ、ややこしいので、ここではストレスという言葉のみ使います(汗)
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ストレスがあると痩せにくい理由
では、ストレスがあるとなぜ痩せにくいのでしょうか?
食欲が乱れる
本来、ストレスは危機的状態で受けるものです。
野生動物の世界では、常に食べるか食べられるかで生きています。
うさぎがライオンと鉢合わせた時を思い浮かべて下さい。
うさぎは「食べられるかもしれない」というストレスを一気に受けます。
そして、ライオンと戦うか、またはライオンから逃げるかの選択を瞬時に行います。
そして、もちろん逃げることを選択しますよね。
では、一気に逃げるにはどうしたら良いでしょうか?
そうです。一気にエネルギーを使って筋肉を働かせればいいんです。
つまり、我々動物はストレスを受けるとエネルギー消費が高まるのです。
そして、エネルギー消費が起こるとどうなるでしょうか?
体はエネルギー不足を補うために食欲を強めます。
これにより食欲が乱れてしまうのです。
代謝が落ちる
代謝とは、食べた物を体の一部にしたり(物質代謝)、体を動かすエネルギーに変える(エネルギー代謝)ことを言います。
ダイエットにおいては、後者である「体を動かすエネルギーに変える」という作業が消費カロリーを高めることにつながります。
つまり、代謝が良い=消費カロリーが高い=痩せやすいということです。
そして、エネルギー代謝にはビタミンやミネラルが必要になります。
ビタミンやミネラルは車で言うところの「カギ」にあたります。
例えるなら、車が人間、ガソリンが三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)、カギがビタミンやミネラルということです。
そのため、どれだけ三大栄養素があっても、ビタミンやミネラルがなければ代謝は上がらず、消費カロリーは高まらないため、痩せにくいということです。
そして、残念なことにストレスを受けるとビタミンやミネラルの消費が激しくなり、代謝が落ちてしまうのです。
ストレスを減らす方法
以上のように、ストレスが多いと食欲が乱れたり、代謝が落ちるため、食事制限や運動の効果も下がってしまいます。
そのため、ストレスが多い人は、食事制限や運動の前にストレス管理を行う必要があります。
では、このストレス社会において、我々はどのように対処、対策をしていけばよいでしょうか?
ストレスを避ける
ストレスには色々ありますが、まずはストレスを避けることが先決です。
空気が悪いところ、嫌な人がいるところなど、事前に分かっている場所には足を運ばないようにしましょう。
また、夜更かしも体からすればストレスです。
眠くなったらいつまでも起きていないでベッドに入るようにするだけでも効果があります。
ストレスを受けにくい体を作る
すべてのストレスを避けれるものならばそれが最高ですが、このご時世、そうはいかないのが現状です。
そのため、ストレスを受けにくい体を作るのも方法のひとつです。
ストレスを受けにくい体を作るには、主に2通りの方法があります。
1.価値観を変える
ストレスはさまざまな出来事から生じます。
上司に怒られる、事故にあうなどの出来事により、悲しみや怒りなどの感情が生まれストレスと感じます。
これにより、人は「出来事=感情➝ストレス」と考えてしまいます。
しかし、これは間違いです。
本当は「出来事➝解釈(考え方)=感情➝ストレス」です。
つまり、感情は出来事への解釈によって変えれるということです。
そのため、仮に上司に怒られたとしても解釈が「自分の成長のために怒ってくれたのだ」とすれば感情は悲しみや怒りではなく喜びに変わることもあります。
喜びに変わればストレスは減るために食欲は乱れませんし、代謝も落ちません。
このように、価値観を変えることはストレス軽減につながります。
2.体力をつける
心と体はつながっています。
そのため、ストレス(心)を感じると心拍数(体)が上がりますが、逆に心拍数(体)が上がるようなことをすればストレス(心)を感じてしまうことになります。
そして、体力が低い人は日常生活動作(立つ、歩く、階段昇降、家事など)でも心拍数が上がってしまいます。
こうなると、一日を通してストレスを感じやすくなり、食欲は乱れ、代謝は落ちてしまいます。
こういった理由からも、普段より運動をして体力をつけておくことはストレス対策となります。
※そもそも運動は消費カロリーを増やすためではなく、体力をつけたり、ストレス解消のために行うべきです。
ストレス解消をする
人は生きている限り、ストレスを受けます。
そして、全ての人がストレスとうまく付き合えるわけではありません。
そこで大切なのが、ストレス解消です。
ストレス解消法には以下のものがありますが、できるだけ良いストレス解消法を選択しましょう。
食欲コントロールダイエット協会、講義資料より引用
良いストレス解消法は体の中から幸せになりやすく、依存しにくいと言われています。
逆に、悪いストレス解消法は体の外から与えらる快楽であり、依存しやすいと言われています。
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まとめ
今回はストレスがあると痩せにくい理由についてお話ししました。
ダイエットとなると、やれ食事制限、やれ運動と考えがちですが、それでダイエットが上手くいくなら、もうこの世にはダイエットで悩む人はいないはずです。
そこには痩せにくくさせる根本原因があるからだと私は思うわけです。
一生懸命ダイエットに励んでいるのに痩せない人はぜひ、一度ストレスにも目を向けてみて下さい。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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