聞いて納得!毎日体重を測ると食欲が乱れる理由

体重計に乗る女性

こんにちは!!

ダイエットサポーターの尾川です(^^ゞ

皆さんはダイエットのために毎日体重計に乗っていませんか?

ダイエットに取り組んでいる時は一日数gでも減っていると嬉しくなるため、一昨日より昨日、昨日より今日が痩せていることを信じて体重計に乗ることは多いと思います。

しかし、そういう期待が食欲を乱してダイエット失敗につながると言ったらどうしますか?

そこで今回は「毎日体重計に乗ると食欲が乱れる理由」についてお話しします。

快楽とドーパミン

では、なぜ毎日体重計に乗ると食欲が乱れるのでしょうか?

それを理解するには、まず快楽について知っておく必要があります。

人間は色々なもので快楽を得ます。

例えば「食事」「ギャンブル」「高評価を受ける」などがあります。

そして、これらが行われている時には、ドーパミンと言われる神経伝達物質が分泌されています。

快楽とドーパミン私たちが間食で甘いもの(その他、糖質+脂質)を食べると幸せな気持ちになるのはこのためです。

このようになってくると、最終的には甘いものを見るだけで「あっ、これ美味しそう♪」という期待から食べてなくてもドーパミンが分泌されるようになります。
↑これが、今回のお話しのポイントです!!

これは、ギャンブルでも同じです。

パチンコ店を見ただけでも「今日は勝てるかも・・・」と期待しただけで、実際に儲かってなくてもドーパミンが分泌されています。

そして、実際にパチンコで勝てばさらにドーパミンは分泌されます。

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ドーパミンは効きが悪くなる

ドーパミンは我々に快楽を与えてくれます。

しかし、ドーパミンが慢性的に分泌されると段々ドーパミンの効きが悪くなると言われています。

要は、体がドーパミンの快楽刺激に慣れてしまうのです。

これはギャンブルの場面でよく説明されています。

上記の図のように、最初はギャンブルで3千円儲かると、ドーパミンの分泌により快楽を得ることができますが、頻繁に3千円儲かるとドーパミンの効きが悪くなるため、3千円儲かった程度ではもう、快楽を得なくなってしまいます。

もう3千円くらいじゃ満足しないわけですね(;´Д`)

こういった人は下図のように平常が下がってきています。

快楽とドーパミン2

こうなると、3千円儲かってドーパミンがいつも通り分泌されても、平常ラインが下がっているため、快楽ラインまでドーパミンが届かず、私たちは幸せを感じません( ;∀;)

では、どうするか?

そうです、今度は3千円以上(例えば1万円)儲かるまでギャンブルをするようになるんです。

これが、ギャンブルにハマるメカニズムです。

快楽とドーパミン3

体重を測るとドーパミンが分泌される

そして、私たちが普段なにげなく行っている、毎日の体重測定でもこのドーパミンが分泌されているんです。

ダイエットを頑張っている人は、翌日の体重が減っていることを期待しますよね?

そして、当日体重が減っていればさらにドーパミンが分泌されて快楽を得ます。

つまり、毎日の体重測定でドーパミンを使い過ぎている可能性があるのです。

これにより、平常ラインが下がってしまい、普段の生活で幸せを感じにくくなってしまうのです。

では、そんな生活の中で私たちはどのようにしてまた、快楽を得るのでしょうか?

そうです!!

ギャンブルや高評価を得ることに興味がない人は結局「食事」に走ってしまうのです。

快楽とドーパミン4

そして、平常ラインが下がっているわけなので、今までは間食一個で快楽を得ていた、満足できていたのに、それだけでは足りなくなってしまいます。

結果、食べ過ぎてしまうわけです・・・

以上のように、毎日体重測定をしている人は、食欲が乱れる可能性があります。

快楽を得るならセロトニンが有効

では、私たちはどのようにして快楽、幸せを感じれば良いのでしょうか?

そのためには、セロトニンが有効です。

セロトニンもドーパミンと同じ神経伝達物質になるのですが、セロトニンはドーパミンと比べて慣れが生じにくいのが特徴です。

では、セロトニンはどうすれば分泌されるのでしょうか?

セロトニンを分泌させるには以下の方法があります。

  • 日光を浴びる
  • リズミカルな運動をする(ウォーキング、よく噛むなど)
  • タンパク質を摂る
  • 人とのスキンシップ

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まとめ

今回は毎日体重を測ると食欲が乱れる理由についてお話ししました。

体重はダイエットの効果判定で用いられることが多いため、毎日1gでも減っていることを期待するのはよくわかります。

しかし、一日単位の体重の増減は、カロリー量だけでなく、水分摂取量、生理の有無、前日の塩分摂取量、前日の運動量、睡眠時間などさまざまな要因によって変化します。

そのため、体重は数週間、数か月の平均で比べた方が、効率的なんです。

もし、あなたが毎日体重を測り、一喜一憂して食欲を乱しているのであれば、まずは1日だけでも体重計に乗らない日を作ってみてはいかがでしょうか?

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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