明日からできる!病気になりにくい食事のしかたと自律神経との関係

いただきます

皆さんは毎日朝食をとっていますか?朝は忙しくて食べなかったり、ダイエットのために朝食を控えている人もいると思います。

しかし、朝食をとらないと病気になりやすかったり肥満の原因になると言ったらどうでしょうか?実は朝食には私たちを健康に導いてくれる大切な役割があります。

そこで今回は「朝食と自律神経との関係性」についてお話しします。

自律神経が乱れると病気になる

私たちの周りには病気の原因である細菌やウイルスがたくさんいます。しかし、そのような環境でも私たちは必ず病気になるとは限りません。なぜなら私たちは細菌やウイルスなどから自分の身を守るための能力を持っているからです。

これを「免疫」といいます。また、この免疫の力を免疫力と言います。

そして免疫力は自律神経が安定することによって高められます。
免疫力について詳しく知りたい方はこちら→『これだけ読めば大丈夫!病気になるしくみを知り、免疫力を高める』
自律神経について詳しく知りたい方はこちら→『不調がスッキリ!今すぐできる自律神経を整える5つの方法【保存版】』

そのため、自律神経が安定していないと免疫力は低下し細菌やウイルスの勢力に負けて病気にかかってしまいます。

自律神経を安定させる体内時計

病気になりにくい体を作るには自律神経を安定させる必要があります。ではどのようにすれば自律神経は安定するのでしょうか?

それは体内に内蔵されている時計の針を合わせることです。

「ん!?体内に時計!?」ってなりますよね?

壁に時計がかかっているのはイメージしやすいですが、体内に時計がある言ってもイメージしにくいですよね?実は私たちの体の中にはいくつもの時計、言い換えるならばリズムを持っています。

これを体内時計(体内リズム)と言います。

体内時計(体内リズム)は体のあらゆる器官(胃・肝臓・筋肉など)に存在しています。私たちが夜眠くなるのも、お昼に胃酸が多く分泌されるのも体内のリズムが作り出しているのです。

体内時計は各々がわずかにズレを持って時を刻んでいますが、全体をまとめると人間の体では大体24.5時間のリズムを刻んでいます。

ここで皆さんもお気づきかと思いますが、地球の一日のリズムは24時間です。ですので私たちの体のリズムは0.5時間ズレています。実はこの0.5時間のズレが自律神経を乱す原因であり、逆に言うとこの0.5時間の体内時計のズレを直すことで自律神経が安定します。

実際に人を地球のリズム(昼夜)が分からない環境におき、何週間か観察すると地球の24時間リズムと比べて毎日0.5時間ずつ生活リズムがズレていったという報告があります。そして、その人たちの血液検査では血糖値や中性脂肪、コレステロール値が高くなっていたとのことです。

朝食を摂ることで体内時計をリセットできる

私たちの体は地球の24時間のリズムと少しズレています。そしてこの時計の針のズレが自律神経のバランスを乱します。では、どのようにすればこの時計の針のズレを直すことができるのでしょうか?

それは「朝食を摂る」ことです。

朝食を摂ることで内臓に刺激が入り、体内リズムをリセットすることができます。つまり、朝食事をすることで体に「朝ですよ!!皆さん時計の針を合わせましょう!!」という命令が入るわけです。そして体内時計が整うことで自律神経が安定して正しく免疫が働くということになります。

朝食と自律神経の関係はまとめるとこのようになります。

朝食を摂る

体内時計がリセットされる

自律神経が安定する

免疫力が高まる


病気を予防できる

体内時計をリセットしやすい食べ物

朝食
朝食を摂ることで体内時計をリセットできることは分かりました。では朝はどんな食べ物を食べても体内時計を効率的にリセットできるのでしょうか?

実は体内時計の針を効率的にリセットするにはグルコースたんぱく質が必要です。

グルコースはご飯、パン、いも、とうもろこし、などの炭水化物に含まれています。たんぱく質はご存知の通りお肉、魚、大豆などに含まれています。

そして研究の結果、特に体内時計が整いやすい食事は・・・

「ご飯と魚」です。焼き魚とご飯、お味噌汁といった朝食がおすすめとなります。

結局、代表的な朝食が体には良かったということですね。良くできています。

ダイエットにも効果的

そして、体内時計をリセットすることのできる朝食には「ダイエット効果」もあります。実際に朝食をしっかりとらせたマウスと不規則に食事をとらせたマウスを比較した研究では、一日に摂取するカロリーを同じにしたにも関わらず不規則に食事をとらせたマウスの方が体重増加率が高かったという報告がありました。

つまり、体重の増減はカロリーだけでは語れないということです。先程もお話しした通り、体内時計が乱れるだけでも中性脂肪や血糖値、コレステロールの値が変わるわけですから、ダイエットは食事だけを見直しても効果が薄いことが分かると思います。

このことからも、ダイエットに大切なのは摂取カロリーの制限ではなく、朝食を意識した食生活のほうが大切と言えるかもしれませんね。

実際、摂取しているカロリーが全く同じでも夜早く寝るだけで体重は落ちやすいことが分かっています。

まとめ

今回は朝食の重要性についてお話ししました。朝はどうしてもバタバタしやすく朝食の質は下がりがちだと思われます。体のリズムを安定させるためにも早起きを習慣づけて朝食の質を上げていくことが健康につながる良い方法だと考えられます。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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